2023年3月4,5日に吹上ホールで開催されたあいち技能プラザ2022に復元(レストア)されたトヨタの「パブリカ」の展示を見るために行ってきました。
パブリカとは?
1960年代に日本の大衆車として愛された車です。小さなフォルムに丸いヘッドランプが特徴的なビンテージカー。トヨタでは、旧車のレストアを人材育成の観点から行っています。今回、レストアされたパブリカは、みよし市を通る153号線の草むらにあったものだそう。エンジンは錆び、パーツは欠品だらけ、シートはクッションが蜂の巣状態だったところから、クルマ好きの作業者が各工場から集まり、社内外のメンバーと協力して復元したそうです。
実際にレストアされたパブリカ(動画)
元祖パブリカの開発秘話
「誰でも買えるクルマをつくる」をモットーに昭和30年の通産省の国民車構想に応じた試作車が開発されたました。そのクルマは、公募によって「パブリカ」と名付けられデビュー。小さなエンジンで価格も安かったパブリカは広く親しまれ、日本のモータリゼーション発展のきっかけをつくりました。
パブリカのレストア車のこだわり
現代の若者向けに取り入れたデザインは、旧車にはなかった新たな魅力を取り入れグレードアップしていました。例えば、車の外装をパールホワイトに塗装して、シートの色を浅葱色に。
パブリカを見て感じたこと
実際にパブリカを見て、1960年代を知らない世代には、とても新鮮で無限の遊び心を感じる車だと思いました。最近は古い映画のレストア作品が増えていたり、音楽では1970~90年代のシティーポップが世界的な大流行をしたり、1950年代~の古着が人気を集めています。「昭和」や「平成」というキーワードに懐かしさ(レトロ感)を感じ、魅力を再発見している方も増えています。きっと新しい創造のヒントを過去から探しているのかも知れません。それにしても、このパブリカは格好いい!
以上、「パブリカ」の展示会レポでした。
愛知の”魅力”を再発見!#さぶかる@Aichi#さぶかる愛知#サブカル愛知#I LOVE 愛知