愛知県半田市に明治時代のビール工場跡(旧カブトビール工場)がある。赤レンガで作られたビール工場として現存するものは国内で3~4つで、国の登録有形文化財になっている。常設展示室では、カブトビール誕生の歴史を知れる。
ジブリ作品「風立ちぬ」に登場する、当時の名古屋駅前に実在したカブトビールの広告塔は必見!
★2023年9月16~18日ドイツフェスティバル開催★
半田赤レンガ建物と縁が深いドイツビールをテーマに「カブトビール」と「ドイツビール」の飲み比べやドイツの食と文化を体験できます。3連休お暇な方はぜひ!
カブトビールとは?
カブトビールと呼ばれる以前のブランド名は丸三ビール。明治31年にドイツから機械技師と製造技師を呼び、ドイツビールを参考に作られ、明治33年のパリ万国博覧会に出品して金賞を受賞。名前の由来は複数あり、1つは、喉で景気良く飲むことを「かぶる」ということから、もう一つは、当時は日清戦争の後であり、勝って兜の緒をしめよ、にちなんでカブトビールと名前がついたとされる。昭和19年5月、半田ビール工場閉鎖とともに姿を消す。
平成8年に半田市が所有し、耐震補強工事が行われた後、平成27年から公開。色々な人の想いが込められて赤レンガ建物は再建されました。
カブトビールの特徴
瓶口にはコルク線と王冠の2種類ある。当初はコルク栓を使用していたが明治39年頃から王冠が使用されるようになった。瓶ラベルのデザインも非常にユニークなものが多く、競合である4大ビールメーカーと差別化するために革新的なデザインとなっている。復刻カブトビールのラベル中央には、「兜」のマークが付いている。
復刻カブトビール
旧カブトビール工場内にあるショップで瓶入りの2種類の復刻カブトビールが購入できる。
明治カブトビール:ワインに近い、甘くて苦い味わいのビール。アルコール度数は7%でホップが現在の2倍。苦味の強いビールとなっている。炭酸が現在より30%ほど少ない。
大正カブトビール:麦の味わいが香ばしいクラシックラガー
アルコール5%。色は琥珀色で芳醇な香味(現在のビールに近い味)
どちらも使用原料はモルト・ホップでドイツ産。*明治カブトビールの方は、一部香り付けでアメリカ産を使用。
デザインが素敵♪飾りたくなるデザイン。
カブトビールツアー
生カブトビールの明治と大正を飲み比べられるツアーを毎日開催(事前予約)
カフェ&ビアホールRe-BRICK
旧カブトビール工場内の一角にはビアホールがあり、復刻した生カブトビールと地元の食材を使った美味しい料理をおつまみに楽しめる。ローストビーフ丼で使用されている知多和牛は、知多半島で1年以上肥育された肉牛で肉質等級は3等級以上の上質なお肉を使用。
カブトビールに漬け込んだ赤身肉は旨味が濃く、ここでしか味わえない逸品!
ぐびっと復刻カブトビール飲みましょう!
2023/4/1→10/31まで半田赤レンガ建物で「夜風とビール」開催中♪
詳しくは半田赤レンガ建物のHPでご確認ください。
愛知の“魅力”を再発見!#さぶかる@Aichi#さぶかる愛知#サブカル愛知#I LOVE 愛知
炭酸が苦手な人には良いかも?