愛知県内の名レンガ建築

愛知県内のレンガ建築といえば、思い浮かぶのは、半田赤レンガ建物、ノリタケの森の赤レンガ、名古屋市市政図書館の赤レンガ…etcと結構ある。レンガっていいよね!そう思う人も少なからずいる。近年では、アメリカの都市ブルックリンをモチーフにしたブルックリンスタイルという男前なレンガタイルをアクセントにするデザイン住宅も登場している。密かにレンガブームが起こっている。

レンガ=BRICK

半田赤レンガ建物正面

レンガを英語にすると、BRICK(ブリック)。ただし、アメリカのブルックリンの名前の由来は、レンガから来ているわけではないらしい。ブルックリンはアメリカ合衆国のニューヨーク州ニューヨーク市に置かれた行政上の5つの区の一つで、倉庫や工場をリノベーションした建物が並び、クリエイティブな若者が集まる人気スポットとなっている。倉庫や工場はレンガ建物が多く、高層ビルが建ち並ぶ世界経済中心ニューヨークが光の街ならば、ブルックリンは陰の街と言って良い。アンダーグランドなカルチャーが生まれる場所でもある。

レンガの話に戻すと、レンガは古くから使われてきた建築材料で、粘土と砂を原料に形成される。レンガの積み方は、イギリス式とフランス式の二種類ある。イギリス式は、レンガの長手面だけの段、小口面だけの段を1段おきに積む方法で、強度が高く、鉄道や鉄橋に見られる積み方である。一方、フランス式は長手面と小口面を交互に並べる積み方である。

愛知のレンガスポット

半田赤レンガ建物

愛知県半田市にある半田レンガ建物は明治初期にビール工場として建設された。設計は明治建築界の3巨頭の1人、妻木頼黄。ビールづくりにおいて重要となるのは、温度と湿度。発酵温度は15~22度が最適とされているため、外気温度が30度を超える夏場に、外気の温度を遮断し、室内を低温に保たなければならない。半田レンガ建物では、レンガを複層構造にすることで外気を遮断し、ビールづくりに最適な室温にしている。また、レンガは耐火性にも優れている。

夏場にベストな冷んやりスポット!

半田レンガ建物の北面には、多数の機銃掃射痕が残されている。昭和20年7月24日、半田市に対する初の空襲であり、戦争の痕跡を残す歴史的価値のあるレンガ建物になっている。

ノリタケの森のレンガ建築

1904年(明治37年)に建築された日本陶磁器合名会社の最初の工場。1975年(昭和50年)まで活躍した。この赤レンガ建物は、日本の洋食器の原点でもある。洋食器づくりで培われてた技術が、現代の自動車や電子機器など各分野に応用されている。

名古屋市市政資料館のレンガ建築

赤レンガやドームを組み合わせたネオバロック調建築物。大正11年に裁判所として竣工。昭和54年までおよそ60年にわたり使用され、平成元年に資料館として一般公開された。国の重要文化財に指定。ウェディングフォトの撮影地としても利用されている。

この歴史的建物の中に喫茶室があり、コーヒーを飲めます♪

今後、愛知県内のレンガ建築を見つけたら更新していきます!

レンガ愛好家を増やしたい。

愛知の“魅力”を再発見!#さぶかる@Aichi#さぶかる愛知#サブカル愛知#I LOVE 愛知

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