名古屋シネマテークが閉館

2023年7月28日をもって名古屋シネマテークが閉館してしまうようですね。ミニシアターファンとしては、とても残念で悲しいことですが、まだ少し期間があるので最後に名古屋シネマテークで映画を見るのはいかがでしょうか。

名古屋シネマテークとは?

名古屋市千種区今池の「今池スタービル」2階にある小さな映画館。上映する映画は、世界的著名監督の作品から新進気鋭監督の新作、映画コンクール受賞作品や旬のテーマを集めた映画祭、話題のドキュメンタリーや幻の名作、古い洋画のデジタルリマスター版まで幅広い。名古屋の映画文化の発信地。

毎月1日はサービスデイ

名古屋シネマテークの毎月1日はサービスデイで料金1,100円で映画をみられる。当日に名古屋シネマテークのチケット販売窓口にて購入できる。

シネマテーク鑑賞会員になるとお得!

入会金500円、年間費2,000円でシネマテーク会員になれる。会員になると、一般当日1,700円→1,300円、10回有料入場で1回無料ご招待、同伴者2名まで会員割引扱い、毎週木曜日は入場料金が1プログラムにつき1,000円、誕生日には、1プログラムに限り入場無料etc…の特典がある。詳細はシネマテークサイトでご確認ください。2023年7月で閉館が決まっているので、会員になれるかは定かではありません。

館内の様子

今池スタービルの入り口から2階へ階段を登ると受付とロビー(待合室)がある。ロビーは赤と白の年季が入ったソファが4つと自販機が1つ。奥に男女それぞれのお手洗い。チケットは整理番号が書かれた紙で、上映時間15分前になると整理番号順に呼ばれてシアタールームに入るシステムとなっている。シアタールームは1つで、座席数は50ほど。5列に並んだ赤色の座席とオレンジの豆電球がノスタルジックな雰囲気を醸し出している。スクリーンと正面、左右にスピーカーが2つずつ。おすすめの座席は4列目の中央付近!

今池らしい独特な周辺のお店

名古屋シネマテークの周辺には、今池らしい独特なお店が多い。

株式会社人間社

シネマテークと同じフロアにある出版社。書店「書物の森」で映画や芸能雑誌を中心に揃えられている。シネマテークで映画を見終わるとついつい寄ってしまう。

シマウマ書房

シネマテークから東へ徒歩5分ほどの場所にある古本屋。1階はオープンスペースで100円~300円の単行本や雑誌等が売られている。階段を登った2階が入り口になっており、店内はBGMが心地よく鳴り響いている。カテゴリーは豊富で特に美術や建築、デザイン、服飾、写真、カメラ、映画などデザイナーやクリエイターにとっては心くすぐる本が揃っている。

大大大(居酒屋)

ジャンルレスな音楽とカルチャーとお酒がいい独特なお店。名古屋だけでなく東京や大阪などのアーティストがライブ前によることでも有名。今池スタービル1階。

他にも今池周辺はdeepなお店がたくさんあるので、これからどんどん紹介していきます。

最後にオータル・イオセリアーニ映画祭に行ってきたのでこの一言で締めくくります。

人生は予期していなかったプレゼントさ。生きていくことは小さなあそびなんだ。

オータル・イオセリアーニ

アクセス

地下鉄東山線・桜通線「今池」下車。10番出口を南下

オタール・イオセリアーニについて

1934年2月2日ジョージア共和国トビリシ生まれ。トリビシ音楽院を経て、モスクワのソ連映画学院監督科へ。卒業後、ニュース映画の編集・監督に。66年の長篇作品「落葉」がカンヌ国際映画祭で紹介され注目を集める。68年前までの作品は検閲で公開禁止処分を受けた。79年にパリ移住し、フランスを拠点としてヨーロッパ各国の資本で映画を制作している。

ジョージアは、東洋と西洋の交差点で、さまざまな人種・宗教・文化が混じり合う。そのバックグランドが映画の作風にもあらわれ、特異的な映画を作り出している。

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