大須周辺の有名なお寺と神社

大須周辺には沢山のお寺や神社があります。その中で代表的な5つのお寺と6つ神社の歴史や名前の由来をご紹介いたします。大須に観光に訪れた時に役立てて頂けますと幸いです。

大須観音(おおすかんのん)

大須観音
大須観音

正式名称は、北野山真福寺宝生院(きたのしんぷくじほうしょういん)。元享4年(1324)美濃の大須に創建後、慶長17年(1612)徳川家康の命により現在の地へ移されました。元の地名から大須観音宝生院(通称:大須観音)と呼ばれています。本堂などは2度の戦災で焼失しましたが、昭和45年(1970)再建。本堂の入り口にある大提灯は大須のシンボルとなっております。

万松寺(ばんしょうじ)

亀岳林万松時

正式名称は亀岳林(山)万松寺。天文9年(1540)織田家の苔提寺(ぼたいじ:先祖代々を弔う墓)として開かれた曹洞宗の寺院。織田信秀公(織田信長の父)が開墓。

リニューアルされ、デジタルサイネージがついております。大須商店街のど真ん中にあり、一体となっている感じが良いですね!

白龍

地上2階から顔を出す白龍の水吹きは迫力があります!

〜白龍〜

全長8mのモニュメントで、一定の時間で、「再生」をテーマにした演出を上演します。大型LEDのスクリーンに映し出される映像と連動した動きは圧巻です。

興國山 大光院(だいこういん)

大光院

慶長8年(1603)松平薩摩守忠吉公(徳川家康の第四子)によって清須に創建され、慶長15年(1610)に現在地へ移る。赤門、明王さんとして知られ、明王殿の本尊は女性の病気にご利益があるとされます。

景陽山 総見寺(そうけんじ)

景陽山 総見寺

織田信雄が、父信長公の追福のため、伊勢国大島村にあった安國寺を清須に移転し、寺号を総見寺と改めた。これは信長公がかつて安土の居城の折、国内廿四郡(にじゅうよんぐん)を総見したところに由来している。慶長16年(1611)現在の地に移ったとされる。寺宝には、信長公ゆかりものが多くあります。

稲園山 七寺(ななつでら)

稲園山 七寺

正式名称は稲園山正覚院長福寺。七寺という呼び名は、紀是広公が延暦6年(787)に七歳で死んだ我が子の追善のため、七堂伽藍を建立したことに由来。大須商店街から少し外れたところにあるので、少し見つけにくいかもしれません。

続いて、大須にある6つの代表的な神社をご紹介いたします。

富士淺間神社(ふじせんげん)

富士淺間神社

明応4年(1495)、後土御門天皇の命により、駿河にある富士山本宮淺間神社から分霊を勧請(分霊を他の地に移して祀ること)して建立。現在の社殿は、初代尾張藩主である徳川義直公の内室(妻)・高原院によって建てられました。

元々は尾張三名水として名高い柳下水を有する清寿院の鎮守として建てられましたが、明治の廃仏毀釈(仏教を廃すること)により清寿院は廃寺、富士浅間神社のみが残されました。

若宮八幡社(わかみやはちまん)

若宮八幡社

天武天皇朝の創祀、あるいは大宝年間(701~704)に現在の名古屋城三の丸の地に創建されたと云われ、延期年間(901~923)に再興されたとされます。天文元年(1532)の合戦で社殿を焼失しましたが、天文8年(1540)に織田信秀により再建されました。慶長15年(1610)名古屋城築城の際に現在の地に遷座。尾張名古屋の総鎮守。

狐のご夫婦の縁結び、水みくじなる珍しいものあります。

春日神社(かすが)

春日神社

天暦(2年)、奈良から4柱大神の分霊を勧進して建立。尾張藩二代藩主である徳川光友が出生の時、光友の母が安産祈願した神社で、神木の椎木を祀って病気が治るとされる。一度戦災にて椎の木、社殿が焼失するが、昭和34年(1959)に社殿が再建。

三輪神社(みわ)

三輪神社
三輪神社

元亀年間(1570~1572)に牧狭守長清氏が、深く祟敬する生まれ故郷大和三輪山に鎮まる大物主神を築城と共に鎮め祀ったと云われる。寛文8年(1668)に京都の蓮華王院の長廊に模して尾張藩の矢場が造られた。これは現在の「矢場町」の地名の由来ともなっています。

北野神社(きたの)

北野神社

正中元年(1324)に後醍醐天皇の勅令で美濃の大須に北野天満宮が建立され、清洲越しの際に大須観音と共に現在地に移転した。祭神は菅原道真であり、梅の神紋が至るところに見られるのは、梅と道真との関係が深かったことに由来。

日出神社(ひので)

日出神社

もとは愛宕社と称したが、明治42年(1909)日出町に鎮座の神明社(旧称天宮宮)、及び同一境内宗像社白髭社香良須社合殿の二社を合祀して、社名を日出神社と改めたと云われております。

まとめ

以上、5つのお寺と6つの神社のご紹介でした。東西南北に散らばっているので、全部を見ようとすると2〜3時間くらいかかるかもしれません。大須グルメを食べ歩きしながら、半日くらいかけてゆっくり回れば、大須商店街全ての店も網羅できて、大須を深く知ることに繋がりそうです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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