【東海市】聚楽園大仏様はどうやって作られたの?

愛知県東海市って何がある〜?と言われば即答できよう。それは、東海市のシンボル、聚楽園大仏様(しゅうらくえんと読む)があると。聚楽園公園(しあわせ村)の一角に、悠然な姿で座禅をしていらっしゃる。初めて見る人は、その大きさに圧倒され、10秒ほど大仏様を直視することになるであろう。

聚楽園大仏とは?

昭和2年(1927)に完成した日本最初の鉄筋コンクリート造大仏。完成当初は日本最大の大きさを誇りました。大仏を建てたのは、実業家の山田才吉という人物で、私財を投じて大仏を完成させました。大仏様が座る台座の直径は23.63m、座高はなんと18.79m。ビルの高さで例えると5,6階といったところ。鉄筋コンクリートで複雑な本体を造り、外側をモルタルで形作っている。

かえ吉
かえ吉

えっ、日本最初の鉄筋コンクリート大仏とは、すごいゲロ。

ハム子
ハム子

大仏様の「手の形」にも意味があるって知ってる?

聚楽園大仏の手の形は、なんと鎌倉大仏と同じ!手の指で「輪」を結んでいる印相は「定印(じょういん)」と呼ばれ、仏様が深い瞑想に入られている姿を表しています。

大仏の構造

日本最初の鉄筋コンクリートで造られた大仏様の構造は以下のようだ。大仏は内部に背骨のような鉄骨の柱と周りに4本の柱があり、構造の中心となるコンクリートの厚さが10~60cm程で、その外側をモルタルで滑らかに仕上げている。つまり、大仏様の中は空洞になっているのだ。台座の裏側から大仏内部に入れるようになっている。もちろん、普段は施錠されているため、中に入ることはできない。

大仏の建造方法

①10分の1の大きさの原型を作り、輪切りにする

②輪切りの方を拡大してコンクリートを流す高さ60cmの型を作る

③型にコンクリートを流して1段ずつ建造する

④背骨の鉄骨にエレベーターを付けコンクリートを上へ運ぶ

⑤固まったコンクリートの上にラス(金網)を固定してモルタルを塗って表面の仕上げをする

⑥内部の仕上げや台座を仕上げて完成

2018年〜2020年にかけて行われた文化財調査で、強度な鉄筋コンクリートを使用し、劣化も進んでいないことがわかった。

かえ吉
かえ吉

東海市のシンボル、恐るべしゲロゲロ

実際に現地へ行けば、聚楽園大仏の作り方が写真を使ってわかりやすく説明されています。こんな大きな大仏をどうやって作ったんだ?と興味が増した人は、ぜひ。夜にライトアップされた大仏様も素敵♪大仏様の隣で瞑想しよう。

さぶネコ
さぶネコ

大仏様の背中の丸みがいいだよにゃ〜。ワシは隣で日向ぼっこにゃ。

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